SERVICEリペレット加工
リペレット加工
成形加工の際に発生するスプルーやランナー、成形不良品などのロス分の粉砕材をお客様からお預かりし、弊社で加熱溶融加工して、再びペレット(リペレット)にしてお返しします。
弊社では、スーパーエンプラからフッ素、エラストマー、汎用樹脂まですべての熱可塑性樹脂のリペレットが可能です。(ただし、塩化ビニールを除く)
リペレット加工の流れ
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原料は弊社宛にお送りください。直接お持込みいただいても、路線便などを使って送っていただいても結構です。
荷受の際に担当者が、樹脂名・グレード・色・数量などを確認します。 -
お預かりした粉砕材は同じロットであっても、始めの頃に粉砕したものと後のほうのものでは吸湿状態や粉砕の形状など異なります。加工する前に混合し、ロット全体を均一な状態にします。
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押出機で加熱溶融します。スタート時に樹脂の溶融具合を目で見て手で触って確認します。
ここで粉砕材の状態を的確に判断し加工に最適な温度条件を探ります。この樹脂を見極める技術が弊社の強みです。 -
押出機から出てきたストランドをペレット状にカッティングします。
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スーパーエンプラ専用の加工ラインでは袋詰めする直前に金属探知機に通して磁性・非磁性に係わらず全ての金属を除去します。
メーカーカタログによる検出能力はFe:0.3mm,SUS304:0.3mmで、ペレットに内包された金属異物も検出します。 -
リペレットを計量し、袋詰めします。
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出来上がったリペレットは、路線便にてお客様のご希望の納期・場所へお届けします。
ミニリペレット加工
ますます微細化・薄肉化する超精密部品の成形には、高い技術力が要求されます。加工する原料がバージン材100%であっても、成形条件を出すのはなかなか難しいのが実状ではないでしょうか。 そういった小型成形機を使って精密成形をされているお客様に、ペレットサイズを小さくしシリンダやスクリューへの食い込みを良くするためのお手伝いをさせていただきます。加工対象とさせていただく樹脂は主にエンプラ系樹脂ですが、その他の樹脂でミニペレット加工をご希望の際は、下記の点をご理解のうえご相談ください。
- 新材(バージン材)をミニペレット加工するには、一度加熱溶融するので熱履歴が掛かります。
- ミニペレット加工が出来る樹脂は限定的ですのでお問合せください。
- ミニペレットの形状は、新材(バージン材)の1/2から2/3程度のサイズです。顆粒状やマイクロペレット、パウダー状にまではなりません。