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faqよくある質問

質問のカテゴリー

ご注文前に

Q . 取り扱っている樹脂の種類は?

弊社では、スーパーエンプラからフッ素、エラストマー、汎用樹脂まで、すべての熱可塑性樹脂を専門に取り扱っております。(ただし、塩化ビニールは除く)

Q . どういうものを再生するの?

プラスチック製品の射出成形工場で発生するスプルーやランナー、ミスショットなどの成形ロス品です。それらはロスではありますが、汚染もなく物性的には製品と同じですので、原材料として再利用できるように再生(リペレット)加工します。
ただし、ポストインダストリーリサイクルのため、一度製品として市場に流通したものは、残念ながらお取り扱いしておりません。

Q . 着色加工する新材(バージン材)はどちらが手配するの?

着色加工やタンブラー加工など新材(バージン材)を使用する加工のご依頼の場合、基本的にはお客様の方で手配していただき無償支給していただきますが、ご希望であれば弊社が手配いたします。ただし、仕入単価や入荷までの納期がご希望に添えない場合がございますので、ご注文の際は事前にお問合せください。

Q . 原材料を支給する場合の会計処理は?

お客様には原材料を無償支給していただくようお願いしております。
基本的には、お客様から加工する原材料をお預かりし、加工後にお返しして加工賃をご請求させていただきますが、ご希望の処理方法がございましたらお問合せください。
また、お客様が会計処理等の関係で、弊社にお預けいただいている原材料の預り在庫証明等が必要であれば、お申し出いただければご対応させていただきます。

Q . 物性測定は出来るの?

弊社では、ナイロン系樹脂などを加工する際に水分率測定は可能ですが、あいにくその他の物性測定は出来ません。大変恐縮ですが、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

Q . 粉砕加工はどちらがするの?

予めお客様で粉砕されてから弊社宛に送っていただくことをお勧めしております。それは、未粉砕のランナー等を原料袋やフレコンバッグに詰めて弊社宛に送っていただいても、嵩ばかり大きく、弊社で粉砕加工後に計量しても、ほとんど重量はありません。送っていただく運賃、加工賃などを考えますと大変割高になってしまいます。



ただし、弊社でも粉砕加工はお請け出来ます(別途粉砕加工賃が掛かります)ので、お問合せください。

Q . 粉砕材はどれくらいのサイズがいいの?

形状が荒過ぎる(大き過ぎる)粉砕材は加工出来ません。それを加工するには再粉砕しなければならず、別途費用が掛かります。
理想的な粉砕材の細かさはスプルーやランナーの長さが、スーパーエンプラやエンプラで15mm以内、汎用樹脂でも20mm以内です。
これらの形状は、粉砕機の底の部分に取り付けられているスクリーンメッシュの穴の大きさで調整が可能です。スーパーエンプラやエンプラでは穴の大きさがφ8(直径8mm)まで、汎用樹脂でもφ12(直径12mm)までのものをご使用ください。また、基準内のスクリーンメッシュをお使いでも、GF入り樹脂などをよく粉砕していると摩耗が早く、メッシュが破れて穴が広がり大きい粉砕材のまま擦り抜けてしまいますので、粉砕材の形状が荒くなってきたら、スクリーンメッシュの点検をお願いします。

Q . 粉砕材は買い取ってもらえるの?

現在、買取りは行っておりません。

加工について

Q . 再生(リペレット)加工する方法は?

スプルーやランナー、成形不良品などのロス分を細かくフレーク状に粉砕加工し、弊社までお送りください。
その粉砕材を押出機に投入し加熱溶融します。押出機とは、ヒーターで熱したシリンダ内部でスクリューが回転しており、そのシリンダ内に粉砕材を投入すると、スクリューによって前方に押出されながら溶融する仕組みになっています。その押出機から溶融されて出てきたスパゲティ状の樹脂を冷却し、ペレット状にカッティングすると再生材(リペレット)が出来上がります。

Q . そもそもリペレットする必要はあるの?(成形性の観点より)

特にエンプラ、スーパーエンプラの成形には高度な技術力が要求されますので、仮に粉砕材をリターンして新材(バージン材)に一定量を混合してお使いになられても、それが成形条件を難しくさせる原因となります。
やはり、同じ形状のもの同士を混合させた方が、シリンダやスクリューへの食い込みが良くなり、成形安定性も向上します。

Q . そもそもリペレットする必要はあるの?(リサイクルの観点より)

いま私たちは、海洋プラスチックごみ問題や気候変動などといった地球規模での大きな環境問題に直面しています。それらの問題に対し、廃棄していたプラスチックを再生プラスチック原料に変えて再利用することは、環境負荷を抑え、資源を循環させるマテリアルリサイクルに繋がります。
これは私たちが今すぐにでも取組まなければならない課題です。

Q . 最小ロットは何kgから加工してもらえるの?

弊社が加工実績のある樹脂は、最小ロット25kgからお請けいたします。
ただし、調色から始める新色の着色加工や、弊社では加工実績の無いグレードの再生加工の場合は、50kg以上でお願いしております。なお、樹脂の種類に係わらず目減りは必ず発生しますので必要数量がございましたら、予め少し多い目にご用意ください。

Q . 加工賃はいくらぐらいか?

加工賃は樹脂の種類や添加剤の有無、ロット数量により異なりますので、ここで一概にはお答え出来ません。具体的な案件がございましたら一度お問合せください。

Q . 原材料を工夫すれば成形安定性を向上させられるの?(ミニペレット化)

ある精密成形加工をされているお客様からご相談を受け、弊社がご提案させていただいたのがペレットの小型化、つまり「ミニペレット」です。精密成形加工をする成形機自体が小型化しているため、そのシリンダやスクリューへ安定的に原材料を食い込ませるには、ペレットサイズも小型化してしまおうというのが発想でした。それが大変ご好評をいただき、現在では別のお客様からもご依頼をいただいております。なお、ご相談いただく際は、予め下記の点をご了承ください。

  • 新材(バージン材)をミニペレット加工するには、一度加熱溶融するので熱履歴が掛かります。
  • ミニペレット加工が出来る樹脂は限定的ですのでお問合せください。
  • ミニペレットの形状は、新材(バージン材)の1/2から2/3程度のサイズです。顆粒状やマイクロぺレット、パウダー状にまではなりません。
Q . 再生(リペレット)材は新材(バージン材)に対してどれぐらいの比率で混ぜて使うの?

お客様によっても樹脂によっても再生材の混合比率にまちまちで、弊社から一概に申し上げることは出来ませんが、UL規格ではリグラインド材の使用を25%まで認めており、その関係かスーパーエンプラなどの場合、新材:再生材=7 : 3から8 : 2の間でご使用されているお客様が多いようです。
汎用樹脂の場合は、再生100%でご使用されているお客様もたくさんいらっしゃいます。

再生材・バージン材

製品の受け渡しについて

Q . 荷物の受け渡しはどうするの?

弊社では遠方のお客様ともお取引をさせていただいておりますので、残念ながら直接お引取や納品に伺うことは出来ません。お客様には大変ご面倒をお掛けしますが、加工する原材料は路線便などをご利用のうえ弊社宛にお送りください。加工が出来上がり次第、弊社からも路線便にてお客様宛にご返送いたします。
なお、その際に発生する運賃につきましては、誠に恐縮ではございますが、原則双方元払いでお願いしております。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。

Q . 粉砕材はどういう荷姿で送ればいいの?

弊社へ送っていただく際の理想の荷姿は下記の通りです。


<粉砕材を入れる袋>

粉砕材は必ず新材(バージン材)の空き袋に入れてください。(写真①)そのとき異樹脂の紙袋は絶対に使用しないでください。そして、バージン材の空き袋がなければ、必ず新品の紙袋を使用してください。
異樹脂の紙袋に入っている場合、その時点で異樹脂混入と判断し、加工せずにご返却いたします。それは、たとえ少量でも異樹脂が混入してしまいますと、著しい物性劣化を招き再生加工が出来なくなるためです。
また、粉砕材は入り目を出来れば20kgもしくは25kgで計量して袋詰めし(写真②)、袋の口をミシン掛けしてください。ミシンをお持ちでなければ、袋の両サイドの折り目を綺麗に折り目どおりに折り(写真③)、袋の口を綺麗に2回折り返してテープ留め(写真④、⑤、⑥)すれば綺麗な整袋(写真⑦、⑧)になります。

※中身がこぼれず綺麗な整袋にするコツは、(写真③)袋の両サイドの折り目を折り目通りに綺麗にしっかり折ることです。



<路線便で送る荷姿>

粉砕材の入った紙袋をパレットに積み、荷崩れしないようにストレッチフィルムを強めに巻いてお送りください。ただし、パレットをご使用にならないお客様は、一袋ずつバラで送っていただいても結構です。

Q . 納期はどれくらいかかるの?

ご注文をいただいてから、通常2~3週間ほどでご指定の場所へお届けいたします。
ただし、お急ぎの場合は事前にご相談ください。

Q . 再生(リペレット)材はどういう梱包をされるの?

特にご指定がなければ、弊社でご用意する茶無地の紙袋に25kgで計量して梱包します。
通常の紙袋には3種類あり、

  1. 汎用樹脂など吸水性の低い樹脂には、紙袋が三層になったもの
  2. エンプラやスーパーエンプラなど吸水性の高い樹脂には、外気中の湿気を吸い込まないように、三重になった紙袋の間にポリ袋を挟んだもの(LCP、PPS、PBT、PC、POMなどはこれを使用します)
  3. さらに吸水性の高いナイロン系樹脂には、紙袋の内側がアルミ箔のもの(袋の口はしっかりシールします)


いずれの紙袋も、袋の口はミシン縫いしてありますので、お客様がご使用になる際は新材(バージン)袋と同じようにミシン糸をほどいてご使用いただけます。
また、紙袋には一袋ずつ樹脂名、グレード名、カラー、弊社ロットNo、袋連番を印字したラベルを貼り付けます。
紙袋以外にも、お客様でご使用されているフレコンバッグや通箱がある場合や、ご指定の数量がございましたら計量して詰めることも可能です。ご希望の方法がございましたらお気軽にご相談ください。

品質管理その他

Q . やっぱり再生(リペレット)材は物性が気になる

プラスチック原料は、熱履歴がかかる毎に物性が確実に低下します。しかし、加熱溶融の仕方で物性劣化の具合は変わります。弊社では、お客様からお預かりした粉砕材を、単純に樹脂温度で加熱溶融するのではなく、その粉砕材の状態から形状や細かさ、微粉の有無や量、吸湿状態などに加え、季節、気温、湿度などから総合的に判断し、その樹脂の最適な溶融温度条件を設定します。
エンプラやスーパーエンプラの中には、温度条件の範囲が極めて狭いものもありますが、弊社が長年の経験から掴んだ温度条件のノウハウと技術力で、物性劣化を極力抑えた再生(リペレット)材に加工することが可能です。それは新材(バージン)エンプラメーカー様から、新規顧客をご紹介いただいていることで自信を深めています。

Q . 異物や異樹脂の混入が心配だ(加工前編)

弊社では、お客様ごとの「クローズドループリサイクル」を行っております。
お客様から送っていただいた原材料は、弊社の荷受担当者がお客様名、樹脂名・数量を必ず現物を見ながら確認し倉庫伝票を貼り付けます。そして入出庫データをPC管理し、加工準備に入るまでの間、倉庫で保管します。
加工する際にも、別のお客様の樹脂と取り違えることや異物・異樹脂が混入することのないよう、一つ一つ確認しながら常に細心の注意を払ってお取り扱いしております。

Q . 異物の混入が心配だ(加工中編)

原材料の中に細かな異物が混入している場合、樹脂を溶融させてから押出機の先端に取り付けたスクリーンメッシュ(以下、メッシュ)を通過するときに除去します。
弊社では、加工する樹脂に応じて使用するメッシュ(20、40、60、80、100、120、150、200、250、300)の細かさを使い分けております。このメッシュの数字は、1インチ(25.4mm)四方に開いている穴の数を表していますので、100メッシュ以上ですと、その細かさがお分かりいただけると思います。
ただし、ガラスなどのフィラーを含む樹脂の場合、フィラーが詰まってしまうため細かなものは使用できません。
なお、弊社では加工中に異物混入することが無いように、原材料が極力直接空気に触れない(むき出しにならない)ように対策し、また混入する異物が無いよう清掃活動にも力を入れております。

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Q . 異樹脂の混入が心配だ(加工中編)

前述の「異物や異樹脂の混入が心配だ(加工前編)」のように、お預かりした原材料は加工の順番がくるまで倉庫で保管しており、加工準備に入っても極力直接空気に触れる時間を短くする(むき出しにならない)などの対策をしております。
また、機械掃除も前工程の樹脂が残らないよう丁寧にパージすることはもちろん、それぞれの機械ごとにデザインの違うスクリューを複数本ずつ所有しており、頻繁にスクリュー交換を行い、抜いたスクリューとシリンダー内部は日常的に磨いています。
逆に、お客様からお預かりした粉砕材の中に、予め異樹脂が混入していることが分かっている場合は、加工をお請けすることは出来ません。
加工中に異樹脂混入していることが判明したり、より融点の高い異樹脂が混入していて溶け切らずにメッシュが詰まったりするトラブルもありますが、これらの場合も加工は中止させていただきます。
なお、弊社では万が一加工に不具合が生じた場合でも、トレーサビリティを確保しております。

Q . 金属の混入が心配だ

弊社では、加工ラインの各所にマグネットを設置しております。更にコネクター等の絶縁性が求められる製品にとって金属の混入は大きな問題であるため、スーパーエンプラを加工するラインでは、再生(リペレット)材を袋詰めする直前に金属探知機を設置し、磁性・非磁性に係わらず金属を最大限除去する措置を講じております。

マグネット磁力金属探知機検出能力
(メーカーカタログによる)
左:3,000ガウス×4本組(1箇所)Fe:φ0.3mm、SUS304:φ0.3mm 
右:10,000ガウス(2箇所)アルミ、銅、その他
Q . 色んな樹脂を加工していると機械の掃除は大丈夫?

加工が終了しますと、機械を止めて次の工程への切替清掃に入ります。
まず、押出機はスクリューやシリンダ内に前工程の樹脂が残らないよう丁寧にパージ材できれいになるまでパージします。スクリューは混練の仕方やガラスフィラーの有無など樹脂の種類により数本を使い分けており、加工する樹脂に応じてその都度スクリュー交換を行っています。
押出機以外の機械装置につきましては、導入する際に機械メーカーとの打合せで、出来るだけ取り外しが出来るように設計されており、なおかつ水洗いが出来るようにステンレス製のものを採用しておりますので、掃除の際は基本的に全て取り外し、水洗いを行います。

Q . それでも加工を依頼するのは心配だ

お客様の大切な原材料を加工させていただきますので、弊社では工場内の清掃には徹底して取り組んでおります。
まず、一日の仕事は毎朝30分間の拭き掃除から始まります。
作業終了時は約10分間、現場内を一人1台ずつ掃除機を用いて、その日に出たゴミやほこり、ペレットを掃除して作業を終えます。さらに週末の作業が終わる日には一斉清掃と称して、全ての機械を止めてから約1時間かけて掃除を行います。
工場内でペレットや微粉が残っていると、別の場所へ飛散して異物・異樹脂混入の原因になりますので、弊社ではそのような状態を見つけ次第、すぐに掃除をするように社員一人ひとりが常に心掛けております。

Q . その他にどんなことが出来るの?

弊社は熱可塑性樹脂加工のスペシャリストとして、お客様のニーズにお応えします。
基本的な業務内容をご紹介させていただきます。

  • 再生加工 (お客様から粉砕材をお預かりし、リペレット加工を行います)
  • ミニペレット加工 (超精密成形の安定性を向上させるためペレットを小さく加工します)
  • バージン材着色加工 (自社で調色し、カラーペレットに加工します)
  • 着色再生加工 (粉砕材をお好みの色に着色し、再生カラーペレットに加工します)
  • タンブラー加工 (原材料と染顔料、原材料と添加剤など、ご指示通りに計量し混合します)
  • タンブラーMIX加工 (新材と再生材をご指示通りに計量し混合します)
  • 粉砕加工 (ご要望があればお請けしますが、外注になります)


その他、ご希望の加工がございましたら、お気軽にお問合せください。

Q . 弊社が苦手なこと、お請け出来ないこと
  • マスターバッチの製造はご相談ください。
  • ガラスフィラーなどの充填はご相談ください。
  • パウダー状のものはご相談ください。
  • 異物・異樹脂の除去目的での再生加工依頼はご相談ください。
  • ラメやパールの入った原材料の加工はお請けしておりません。
  • ホッパーから自重で落ちない原材料(切削端材、釣り糸粉砕材、フィルム粉砕材等)はお請け出来ません。